第1回AI・人工知能 EXPO
2017年6月30日、東京ビックサイトで開催中の第1回AI・人工知能 EXPOに行ってきました。100社ほどの出展社に対してもの凄い多数の来場者で通勤電車の如くの満員御礼で、AI・人工知能に対する関心の高さを示していました。このため、丁寧に出展社にヒアリングなどをしながら調査することはまったく不可能で、通路をゆっくり流れる人の波に乗りながら展示パネルなどから情報収集するのが精一杯という状態でした。主催のリード
エグジビション ジャパン殿には次回は通路を広げるなど工夫をお願いしたいものです。
しかし、思いの外の点をいくつか気付くことができました。第一には、出展企業が従来の電子・電機の大手企業やその関連会社ではなく、新しい企業が多いこと、第二に、すでに実用分野が身近に広がっていることです。実用分野は、文字、音声、画像認識を実装してさらにその先にディープ・ラーニングなどを用いて、チャット、問合せ、コールセンタでの対話、在庫棚の監視・管理、統合的な流通管理へとシステム化が進んでいます。
展示会での製品紹介ですので、身近に迫った実用分野の紹介が多く展示されていたものと思いますが、AI・人工知能は人手でコツコツと行う入力業務を音声や画像認識を代替したり、大量データ収集と解析を大幅に自動化し足りした上に、さらに判断のサポートや自動判断を実現します。労働力逼迫の時代にこの特性がうまく活かされ、人と共存共栄の技術して発展していくことを期待します。映画バイオハザードのアンブレラ社のように人工知能に支配される未来は、映画の中で。AIの活用により将棋の藤井聡太さんのような天才が生まれるのは大歓迎ですが...。